KANIフィルターを販売するロカユニバーサルデザインは強者と戦うプロなのかもしれない

 このブログも不定期のようになってしまった。この理由としては、こちらの弱さが挙げられる。弱いうえに怠け者的性質があるからだ。こうなると、一度堕落してペースが落ちるともういけない。だらだらと繰り返すのだ。

だが、前回のブログでも書いたように、こういった弱い人間というのは結構いる。では、その弱い原因とはなんなのか。いや、一般的に、弱いとか小心者と言われている人間に共通する要因というのはなんなのだろうか。

Package 150mm.jpgこの件については、多くの本でいろいろな説を唱えているが。どれもしっくりこない。中には、先祖からの遺伝という説もあるが、これに原因を求めると絶望的な気分になる。が、よくよく考えてみると、これはある意味当たっているのではないか、と最近思い始めた。というのも、素人向けの脳科学の本に凝りだしたからだ。

これによると、人は不安を和らげたりする目的があると、だれでもセロトニンという物質が分泌される。逆に言えば、このセロトニンが出やすい人というのは、世間で言うと度胸がある人とか強い人と言われる。だが、えてして、このセロトニンが出にくい人間というのもいるようだ。これが出にくいと、常に不安感を持ち安定していない。俗にいうチキンなヤローであり弱い人ということになる。

だが、この性質は人によって決まっているものであり、仕方ないようだ。そう、それこそ先祖からの遺伝なのだ。仕方ない。だが、ここで救いがある。このセロトニン分泌が下手な人というのは、その分、用心深くなるし警戒して物事にあたるようになる。つまり、常に不安要素が多いから、それを見極めてつぶしていこうという行動に出るのだ。だから、弱い性質に生まれた人間としては、それはそれで開き直り、先回りして不安要素をつぶしながら行動するというやり方を意識してやるといいのだ。打てる手を打っておくということだ。こういう行動を習慣づけておけば、ある種の豪胆だが穴があるセロトニン豊富ヤローに勝つことができる可能性もあるのだ。

また、こういう性質をもった人間というのは、不安要素を検証していくような仕事。セキュリティ関係とか、予防法務を得意とするコンサルタント的な法律家とか、建築確認検査員などに向く。そういう方向に自分を持って行ってもいいのだ。セロトニン貧乏の小心者たちよ、汝を知り強者と戦え、と言えそうだ。

ところで、写真用品である。例に挙げた、個人の強い弱い云々はともかく。あらゆる準備を想定し手を打っているような写真用品の企業がある。本ブログでもたびたび登場してもらっているKANIフィルターを擁するロカユニバーサルデザインである。ここの何がすごいかというと、新興の小さな企業として、打てる手は全て打って市場にアピールしているところだ。SNSを駆使し、検索されやすいようにも各種の工夫をして、さらに様々なリアルイベントも行い、極力多くの人々の目に触れ、またプロカメラマンたちに実際にモノを使ってもらい、現場の声として良さを市場に伝えてもらっている。ウィキペディアもネットで出てきている。つまり、打てる手をすべて打っているのだ。ちなみに、現在は店頭売りをしていないが。これをいずれどうするのか。ロカユニバーサルの判断次第だが、見ものだろう。

いずれにしても、ロカユニバーサルデザインはKANIフィルターを打てる手をすべて打ち㏚する、のだ。

しかし、ここの面白いところは入門者向け含めてキットにも力を入れているところだよなぁ。ともかく、すべきことはすべきという姿勢だ。ここの社長は、エネルギッシュなタイプで幕末の志士の高杉晋作のような人間だが、意外にセロトニン不足の警戒ヤローの一面もあるのかもしれない・・。まぁ、本物の高杉も根は詩人だし芸術家タイプだったからなぁ。。
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サンテックは2020年により光輝くような予感する

 自慢ではないが、かなりの小心者だと思う。小心だけならいいが、器の小さい小身者でもある。その視点から見ると、世の中強い人間というのはいるものだなぁと感じる。

サンテックスリムライトLGE.jpgこれは、何も知られているような歴史上の人間だけではない。ちょっとした周りの人間にも強いなぁと思う人物は結構いる。もっとも、本人は自覚していないことが多いが。例えば、企業人として永らく勤めている人など、実は相当に強い人間ではないかと思う。中には、理不尽なことや、かなり屈辱的な目にもあったろう。それでも全うしている。故安部譲二氏は、やくざから足を洗い堅気の生活をする中で、何十年も満員電車に揺られて通勤している人々見て、「尊敬を通り越して畏れを抱いた」と語っていた。言わんとしていることがよくわかる。

また、本欄でも何度か登場してもらったが。そんな企業を飛び出して起業した人も明らかに強い。だいたい、現状でいることのほうが、ある意味楽なのだから、それを敢えて崩したわけだ。これも尊敬できる。

で、そんな中で、最近、久しぶりに、かなり強いなという人物に会った。主に、LED関係の商材を扱うサンテックの新社長である。というのも、自分のすべてをさらけ出して勝負しているのだ。だいたい、弱い人間の立場からすると、自分を出さないというのはすなわち弱い証拠である。開き直り、自分を前面に出して、さぁどうだと行く。こういう人間が最も強い。その点、サンテックの新社長は、自分を隠さずに語り、明らかに勝利する、という言葉を口にした。ストレートなのだ。こういう、根源的なエネルギーを前面に出せるということだ。サンテックというと、今までは、ちょっと良い商材を市場に提案するという、どちらかというと、いぶし銀的なイメージがあった会社だが。これからは、さらに輝きを増して別の感覚でも周りに光を与える企業になるかもしれない。そんな予感がした。

まさに、サンテックは2020年の用品市場にさらなる輝きを与えそうな予感がする、のだ。

しかし、世の中には強い人間が多いよなぁ。もっとも、それと同数くらい同じ弱者もいる。これまで、歴史や哲学、心理学など自分に関心がある分野から、強者の心理にアプローチをしてきたが。こちらも、いい加減、ギラギラもなくなったので、これからは弱者の心理や哲学、歴史から見る闘い方にアプローチしていこうと思う。
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星景写真用フィルターのスタースケープはマルミ光機の真田家のような生き方を象徴しているのだ

 攻めるよりも守るほうが難しい。というのも、守るほうは攻める力から自分を防御しつつ、さらに最大の防御である攻めるという行為も続けていかないと付け込まれるからだ。

shasinyasan_4957638170147.jpg2019年には業界紙のほうで、新興企業の力のようなものも取材して書いてきたつもりだが。実は、攻める側というのは、ある意味直線的な勢いがあればいいわけだ。ともかく、勢いをつけて突っ込んでいけばいい。守ることなどないからだ。

だが、もともとの老舗などの守る側というのは、結構大変ということになる。この格好の例が、信州の真田家だ。この家は、もともとはれっきとした清和源氏の出ということになっている。まぁ、このあたりは反対説もあるようだが。いずれにしても、古くから続く名家であることには間違いない。この真田家の中心となり領土を確保していったのが、真田昌幸だ。この人物は、たしかに非常に頭の良い人物であったが。何せ、当時は小さなしかも大国に挟まれたような立地の領主であった。

その場合行うことは、攻めてくる側からの防御とともに、自分の領土拡張をやっていかないとすぐに攻め込まれてきて領土が目減りしていく。なので、彼は当時としても行き過ぎた離合集散のテクニックを繰り返し、ともかく生き延びつつ領地を増やそうしていった。彼は、同時代の人々から信用のおけない策士のイメージを受けていたが。ともかく生き延びるためには必要だったのだ。それを一気にやり、後世までつづく真田を築いたのだから、やはり手腕のある人物であった。真田の家訓はともかく、生き抜くこと、といった内容らしい。海音寺潮五郎先生は、この人のことを好きではないようだが。こちらは、なにかギリギリを生きてきた感じがして好感が持てる。

この真田家みたいなことを、きっちりと行ってきたのが今年のマルミ光機だろう。新興やもともとのライバルだった企業が存在し、脅威を与える中で自身のマーケットを確保しつつも、その一方で角形フィルターや星景写真用フィルター「スタースケープ」をきっちりと世に出した。要は、攻めも行ったということだ。老舗だが攻める老舗であった。

まさに、星景写真用フィルターのスタースケープは真田家のようなマルミ光機の強さを表しているのだ。

しかし、本当にそうだよなぁ。守備をしながら攻める。なかなかできることではない。安酒場で敢えて高い酒を中心に呑むよりも難しい。

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