A&Aのフリンカメラストラップは熱いジャーナリスト魂を伝えるのだ

 宮本武蔵が使っていたという刀が残っている。一説では、吉岡一門との戦いで使われていた刀らしいが、そのあたりは眉唾だろう。そもそも、吉岡一門との戦い自体が無かったという説もあるからだ。だいたい、日本刀は斬れるが脆い。多人数を斬っておいて美術品的に残る可能性は低い。なので、武蔵が実戦で使っていた刀は別にあり、残っているのは登城の際に差していたような刀ではなかったかと思われる。

000000000743_lx2AWde.jpgしかし、いずれにしても。虚実入り乱れた伝説の剣豪と一体だった刀というのが、感慨深い。歴史の生き証人ならぬ生き証拠というわけだ。これは何も、刀のような物騒なモノでなくてもいい。三鷹市にある八幡宮の神木は太宰治のリアルな姿を見ていただろう。世田谷区の松陰神社の吉田松陰像は事を起こす前の226事件の若い将校らを眺めたはずだ。ちなみに、福岡の平野国臣像は酔い潰れる学生時代の山田屋写真用品の社長を見守ったのである。

ところで写真用品である。アルティザンアンドアーティスト要はA&Aが、22日に発売したのが、まさに歴史の生き証拠をモチーフにしたフリンカメラストラップである。パラシュートに使用されるローブの素材を使っている。で、このストラップこそ、ベトナム戦争で最前線の真実の姿を伝えたジャーナリストのショーンフリン氏が使っていたスタイルなのだ。このスタイルに感銘を受けたA&Aが一般向けに商品化したというわけだ。レザーともうまくコンビネーションさせており、左右双方でも長さ調整できる優れものだ。このストラップを使うと熱いジャーナリストの気概を感じられるかもしれない。

まさに、A&Aのフリンカメラストラップは熱いジャーナリスト魂を伝えるのだ。

しかし、熱いのは素晴らしいよな。こちらは、永いこと熱い気持ちはない。熱燗を呑んだら一時的に熱くはなるが。。
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