ハクバ写真産業のドライボックスは日本人の精神に相応しい商品だ

 梅雨である。ともかく、雨が降り続いている。正確に言うと、東京は梅雨入り宣言前らしいが、こう雨が降ると憂鬱になる。

しかし、日本というのは油断できない。春夏秋冬がはっきりしているから、春になり暖かくなったとハクバドライボックス.jpg油断していたら、すぐに猛暑が来て、だんだんと寒くなり極寒になる。今は良くても、そのうちすぐに過酷な気候になる。脈絡もなく、夏目漱石の門の主人公のセリフを思い出す。すぐに悪くなるよ、という感じだ。

と嘆いてところで、実はこのことが日本人の精神を形作ってもいるから仕方ない。すなわち、その場その場で対応しないといけないという、ある種の諦観の精神と、逆にその時々で臨機応変に対応していこうというしたたかで器用な態度である。谷崎潤一郎先生ではないが、陰影大いに結構という感じだ。いずれにしても、物資が少ない中で、工夫して四季に対応していく。足りないところは、風鈴などを世に出して、涼しい感じを演出しようとしたりするなど、工夫を凝らしている。

ある意味、日本人の良さをも形づくった気候なのだ。

ところで、写真用品である。そういう意味では、ハクバのドライボックスという商品は実に日本人精神にあふれている。迫りくる梅雨の時期に対応する。だが、防湿庫を置くほどは大きな家に棲めない人が圧倒的に多いのだから、こういうドライボックスタイプは実に手頃である。しかも、意外に機能的だ。カメラやレンズもしっかり守れそうだ。

まさに、ハクバ写真産業のドライボックスは日本人の精神に相応しい製品、なのだ。

しかし、雨は続く。ちなみに、ハクバの担当者の一人には意外に隠れた芸術家が居た。まぁ、こういう逸材は他社でも多いんだろうなぁ。。そういえば、マルミ光機さんにも逸材の芸術家がいたが、もう辞めてしまった。。絵を描いてもらっておけばよかった。そのうち、値打が出そうなのに・・。うらやましいなぁ、何かの才能がある人は・・
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ハクバのミリタリーブロア―には真の武士の教えを感じる

 世の中、定見などというものは形ばかりに過ぎない。このブログでも、たびたびそんな戯言を書いてるが、まさにそうだなと改めて思う。

最近、読んだものによると、武士は質実剛健で謙譲の美徳あり、折り目正しいというイメージであ差ハクバ.jpgる。が、実は、その武士道のバイブルともいうべき葉隠など種々の本によると、そうでもないことが書いてあるらしい。すなわち、自分がもっとも勇猛であり野心を持ち闘志をもっている。が、外ではそれを全く出さずにつとめを果たすべきとか。あるいは、外に出る前は徹底的に身なりをチェックして外見に気をつける。鏡を何度も見ろ、だが一度外に出たら、そんなことは全くしてはならない、とかである。質実剛健というよりも、真の洒落者的な動きである。

さらにいえば、人生についてもである。人生とは自分の生きざまを見せる場とか。魂を燃焼させる場などというのもある。その一方で、単に生物学的に生まれてきたのだから、その生命活動の期間が終了するまでの長い暇つぶしの時間という見方もある。その暇つぶし時間なんだから、できるだけ自由に好きに放銃に過ごしてもいいんじゃないかという発想だ。

好き嫌いはあるし、賛否はあるだろうが。例えば、こう考えれば、人生上の個々の悩みなどから解放される可能性もありそうだ。さらに言えば、なので自分のなかで建設と破壊を積んでいこうと自由なのかもしれない。暇つぶしの壮大な場なのだから。

おっと、話が横道にずれた。ところで、写真用品である。ハクバ写真産業から大噴射でミリタリー調のデザインのブロアーが発売された。これは、観た感じから質実剛健であり売れそうだ。だが、本質はあくまでブロアーなのである。この、これまで機能だけのものとして考えられていたブロアーに、革命を起こしたというか、機能に加えてデザイン性まで加えたのはハクバの凄さを感じるのだ。

まさに、ハクバのミリタリーブロアーは真の武士の教えを感じさせる風格がある、のだ。

しかし、さきほどの脱線の話だが。本当に人生は許す限りは、自由に建設と破壊を繰り返してもいいのじゃないかなと思う。まぁ、こちらのような小心者は大したことできないが。それでも、文章の世界含めて破壊と建設を今後をやっていけたらなと改めて思う。。まぁ、業界紙というのは、いつの間にか頭でっかちになりがちだからなぁ、そのあたりは斬らないといけない・・


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山田屋写真用品が現在企画中の新カメラケースは真のオンリーワンの商品だ

SMAPの有名な曲のひとつに『世界に一つだけの花』というのがある。いまだに、カラオケなどでは人気曲のようだ。というか、こちらもつい先日にカラオケで歌ったばかりである。

ナンバーワンにならなくてもいい、オンリーワンで良いという歌詞で、競争社会でうまくいかない社会人にとって、なかなか勇気づけられるものである。だが、ここで改めて疑問に思ったのだが、このオンリーワンというのは、花などの植物やそのほか生物において成り立つものだろうか。

ある本によると、それは完全にNOであった。植物や生物もやはり生存競争にさらされており、オン山田さん新ぽーち.jpgリーワンではだめで、ナンバーワンにならないと生き延びられないというのであった。もっとも、これには続きがあるようだ。もちろん、彼ら生物だってナンバーワンにならないといけないが、上には上がいるという事実は変わりない。そういった場合はどうするのか。結論としては、そういう際は少しだけ環境なり条件を変えて、自分がナンバーワンになれる場を作るというのである。

これは、非常に合理的である。自分だけの場を作ってしまえばいいのだ。

その例として、本ではイワナの生態について挙げている。川に棲むイワナだが、そこに同じ川を支配しさらにイワナより強いと思われるヤマメが表れるとナンバーワンではなくなる。そういう場合どうするのか。実は、イワナはそこで生息場所を同じ川でも上流に移すという。ヤマメは強いが、寒さに弱いという欠点がある。そこで、寒さに強いイワナはヤマメが来ない水温の低い上流に行き、新たな環境でのナンバーワンになるのである。さすがである。ちなみに、こういう例は数多くみられるという。

ところで、写真用品である。山田屋写真用品が新製品として計画しているのが、カメラケースの帆布ではない革タイプのものである。もともと、カメラケース自体はかなり競争が激しかった。その中で、帆布も頑張っていたのだが。ここで、さらに進化させたということになる。まさに、特化したのである。カメラケースというフィールドもなかなかニッチだが、さらに少し視点を変えて特化した商品を企画したのである。

まさに、山田屋写真用品が企画中の新カメラケースはイワナのように流れに強い商材、なのだ。

しかし、SMAPといえば、若かりし頃に初めて存在を知ったときのこと思い出す。今いる業界紙とは別の情報誌で人の書いた原稿の校正をしているさいに、スマップ、と書いたあったのを、スタッフの間違いだろうと、直しまくり、後で怒られまくった思い出がある。いろいろと苦い青春だ。
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