KANIやベルボンやハクバはキレキレだろう

 ともかく。。言ってみる、打って出てしまう、今の時代はそれしかないような気がする。
 所属する業界紙のほうのコラム欄にも書いたのだが、今は占星学的に言うところの水瓶座の時代らしい。ちょうど太陽の方角にある星座の質が、その時期を特徴付けるという考え方である。古くはプラトンから、近世では心理学のほうのユングも唱えていた説のようだ。

 で、その水瓶座の性質だが、ズバリ、既存のルールや価値観からの自由だ。これまで、悪い意味で守ることを強いられてきたような暗黙の了解や、ソンタクなど気にすることはない。言ってみる、やってみるのだ。結果などもこだわらなくてもよい。

 例を挙げると。日本人の場合は特に、キレるのは幼児的だとか、頭が悪いとか言われる。もちろん、ところ構わずキレるのは、脳神経のキレてる人なのでまずいのだが、どうしても自分にとって主張すべき時は、堂々とキレてもいいのではないのだろうか。

気をつけるべきは、そのキレるほどの主張は、必ずしも斬新なものにこだわる必要はないということだ。というか、新しいものを主張しなければいけないというのも、固定された考え方だ。これに拘束されるのも本末転倒というわけだろう。

周知のように、日本では幕末の頃に唱えられたのが、尊皇攘夷思想だ。この思想は、当時の幕府主導の佐幕思想が蔓延するなかでは、キレた思想だ。だが、内容的には古色蒼然たるの極みであった。でも、それでいいのだ。一方、それから少し後には、福沢諭吉が天賦人権思想を語った。これは当時からみると全く新しいものだが、これはこれでいいのだろう。

つまり、こだわらずに己の欲するところに従い主張すべきは主張すればいいのだ。

写真用品の分野では、そういう広い意味でのキレキレの志向が見られて頼もしい。商品で言えば、まずは以前に取り上げたKANIのフィルターである。手頃で幅広い層を狙った商品がおおいなかで、角形をメインに置き、アドアマ層に絞っている。日本では逆に、まだまだ角形のような拘ったマーケットが未開拓なのだから面白そうだし、だいたい、このメーカーには信念を感じる。期待したい。

一方、企業そのものの動きとしては、ベルボンやハクバが、ある意味キレている。写真業界ではなく、雑貨や育児用品のほうに志向するのは新しい。本来の自分等のベーシックな部分を忘れないのであれば、何としてでも生き延びてやるという意欲は感じるし、フロンティアスピリッツは素晴らしい。これは先日の雑貨エキスポ(写真)でつくづく感じた。

まさに、KANIフィルターやベルボンとハクバはキレキレの存在、なのだ。

ところで、今回の雑貨エキスポでのお洒落なベルボンのブース作りは広報のマタサンがメインでやったらしい。。ボディビルで身体を鍛えたと思ったら、今度は女性受けするブース作りか。。1人だけモテまくろうという肚だな。ずるいなぁ、マタサン。

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