常に攻めるマンフロットは真の働き者企業なのだ

 マンフロットというのは凄まじい企業だと思う。老舗の名門ながら、常にチャレンジャーとなってる。心底からの、働き者、なのだろう。停滞を嫌う。見せかけのワークも嫌がる。回遊魚か。

gitzotraveler-1.png同社の取り扱うブランドであるジッツオが100周年を迎えた。それを契機に新製品や新ブランド戦略も発表している。新製品は限定三脚など記念的なものもあるが。注目したのは新バッグもあるところだ。高級路線の雰囲気をたたえつつも、機能性にも優れている感じだ。挑戦する新シリーズなのだ。また、ブランド戦略でFramed on Gitzo を改めて打ち出し、11人のプロ写真家をアンバサダーにした。

また企業としては、ソニーとの協業を発表したり、将来的なロープロの販売取扱いをする動きなどがある。一言で表すと、常に攻める企業なのだ。この、常に攻めるのは傍目以上にしんどいものだ。何せ、これまでの安定していた状態を、一度壊すことになるからだ。勇気があり、かつ真の働き者でなければ務まらない。

この、真の働き者、というのは説明が必要だ。よく一度獲得したもの、あるいは引き継いだものを仕上げたり改良を加えたり擦ることを一生懸命になる人もいる。が、こういう人間は真の働き者とは言えないのである。ただのフィニッシュマンであり、単なる働き者なのだ。ちなみに、その単なる働き者を歴史上であげると武田信玄だろう。領土はじわじわと拡大したが、あくまで一定のエリアに限られている。ただし、一度獲得した場所の治世は念入りに行うというわけだ。こういう人間は結構いる。

では、真の働き者はというと、やはりこれまでのものに固執しない織田信長だろう。まぁ、この真の働き者の信長と、引き継いだものを大切する働き者の明智光秀なのだから、関係が続くわけないということになる。

いずれにしても、常に攻めるマンフロットは真の働き者企業、なのだ。

しかし。。常に動く回遊魚スタイルと言えば、昔は渉外弁護士がそう呼ばれてたよなぁ。実績も凄いやつらであったが、仕事量も凄い。1年に何人かは失踪したらしい。。恐ろしい話だ。今の弁護士のように仕事探しに奔走するのと、どっちが幸せなのだろうか。


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