KANIフィルターの撮り鉄セットは深い趣味世界に運ぶのだ。

　何かにこだわるとか、というのは悪いことではない。もっとも、執着しすぎはどうかと思うが。だが、そんな外野の見方など関係なく。こだわりたいという思いは止められない。

　例えば、日本刀に凝る。これは、そこそこ耳にし目にする。刀剣美術館には多くの人が訪れる。今はやや少なくなったが、刀剣店は見かける。話によると、宮本武蔵が実際に使った刀も手にすることができるようだ。ただ、そういった日本刀を愛する人は、鞘や鍔までも愛する。そういった情報収集に余念がないのだ。今はあるかわからないが、その業界紙も見たことある。業界紙だから、多分、刀剣店向けのエグい情報も載っている。今なら、多分、刀剣キャラブームを追い風に、などといった論説が載ってるのかもしれない。

だが、こういったこだわる分野に手を出したくても、どこから手をつけていいのかわからない場合がある。だが、こだわりたい。そういった人の心理を巧みに突いたのがシリーズものの出版物で。第一号は安価で入りやすく提供して、きっちりと世界に招待する。今後は、シニア層が確実に増えるのだから、永い老後のために良いかもしれない。

そういった意味では、写真用品分野もきっちり備えている。ガードフォースジャパンは野鳥観察スタートキットを揃えている。さらに、最近提案されたのが、KANIの撮り鉄キットである。鉄道撮影のための同社の製品は揃えているし、何よりもパッケージがいい。新しい世界に招待する夢誘うものだ。

まさに、KANIフィルターの撮り鉄セットは、新たな趣味世界へ連れていく、のだ。

しかし、本当にこだわりは大事だよなぁ。こちらなど安酒場にこだわりがある。決して懐の問題ではない( ｀Д´)/