山田屋写真用品のカメラケースのオルフェ製品は未来には老舗ブランドになりそうだ

　老舗と新興の違いとは何だろうか。まぁ、この問いに意味はないか。普通に考えれば年数、というのがわかるからだ。 なので、当たり前だが。昔はいろいろな意味での老舗も新興勢力であった。これは、宗教など例にとるとわかる。今の各宗派の宗教は昔は、新たな教えであったのだ。もっと言えば、仏教そのものも538年より少しあとあたりは、古来の神道系の関係者から見ると新興宗教であり、意外に深刻な対立もしているのだ。武道で言えば、柔道だって古武道の柔術諸流にとっては、突然出てきた新興勢力であった。 　 ただし、その後、様々な新興勢力は消えるのもあれば、さらに強くなり文字通りの老舗になっている場合がある。その違いはどこにあるのだろうか。 多分だが、様々な例を考えると、基本的な部分のベースはそのままで、新しい要素を取り入れていることがわかる。まず、古典芸能の分野では積極的に、最近のアニメを題材にしたりしている。落語の内容だって今の時事ネタも盛り込んだ新作落語もある。宝塚だって、少年誌のネタも取り入れたりしている。ただし、この新しい要素を取り入れると言っても、的確でないといけない。最近おひとり様生活を送る、結婚できない男を主人公にしたドラマが人気だが。10年以上前に放映したころはひとりで焼き肉やバスツアー参加など異色だっただろうが。今は、一人焼肉も一人バスツアーも見られる光景で新味がない。まぁ、主演俳優の抜群な演技で、それらのカバーをして作品を面白くしているが・・。 いずれにしても、新味を少しずつ取り入れていくのが、新興のものの選択しかない。 ところで、写真用品である。そういう意味では、いずれは老舗的な存在になりそうな新興のカメラケースといえば、山田屋写真用品から発売のオルフェ新製品であろう。さらに、これはシリーズ前作からのベースはしっかりと堅持しつつ、新たな機種にも対応している。 まさに、山田屋写真用品のオルフェシリーズは老舗ブランドとして未来の評価が生まれそうだ。 しかし、本当にそうだよなぁ。安い酒場を回るにあたっては、少しずつ店や呑む酒を変えているから、この動きは必ずや老舗として尊敬されるかもしれない。