KANIは市場で自由に咲くフィルターなのだ

 言ってはいけない、という意外に売れた本がある。意外と書いたのは、内容が非常に耳の痛い話だからだ。努力は限界があるとか、人が薄々感じていたが目を背てきたことを、これでもかという論調で示している。怖いもの見たさか。

31W4B8Lhp2L._AC_SY400_.jpgその本の続編が出たから驚いた。もっと言ってはいけない、というタイトルだ。なにをかいわんや、の笑ってしままう内容だが。そのうち、特に目をひいたのは、置かれた場所で咲きなさい、という妙に流行った箴言を論破している一節だ。まぁ、その内容はともかくとして。この志向というか考え方は痛快だ。

一所懸命という言い方もあるが。ある一定の環境で行動を継続することが美徳だと言われるが、果たしてそうだろうか。いや、職場云々とかだけの話ではない。流通環境含めマーケティング全体への取り組み方が、ひととおりではなく、もはや自由に縛られずに動く時代ではないか。もちろん、既存の手法は存在する。それはそれでいい。だが、全く違う行き方も市民権を得ているということだ。

ここで、本欄でしつこく登場させるのが角形のKANIフィルターである。新製品を活発に提案し、今年は写真展も渋谷で開催する。繰り返しになるかもしれないが、ここは販売などビジネスのベースを販売店流通に依存していない。SNSを駆使し販売サイトを活用し実績を作る。置かれた場所ではなく咲きたい場所で咲いているのだ。古くから存在する写真業界だが、別の行き方を示しているのだ。

まさに、KANIは市場で自由に咲くフィルター、なのだ。

ちなみに、職場云々で言えば、本欄でも取り上げている山田台紙店もサンアイも社長は脱サラし、自分で主導する行き方を選び発足した。咲きたい場所で咲いたということか。



                  
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