アマビエバッグチャームは非効率的だが大いなる時間を感じるためのグッズなのだ。

  知人の娘さんが高校3年で進学時期を迎えた。ただ、手に職的なものをつけたいために専門学校に行こうと考えているという。それは、それでよいことなのだろう。堅実だ。

だが、では君は個人的にどう思うか、と聞かれたので、意見は言った。専門学校もいいのだが、選択バッグチャーム.jpg肢として大学に進んで、思いっきり無駄な時期を過ごすのもありなのではないかと。手に職も良い、実務も確実に身に着けられるし、資格的なものもバッチリだろう。就職もそのままスムーズに違いない。しかし、若い時間をそういった実務主義で無駄なく過ごすのは、それほど素晴らしいのだろうか。

要は、それは地道につまずかないように下を見ながら、ゆっくり進むのに似ている。確かに、つまずかずにまっすぐすすめるだろう。スムーズかもしれない。だが、それだけの時間を若いうちから過ごしていいのかだ。1年でも2年でもいい。特に目標をたてずに、比較的自由にいろんな本を読んで寄り道する時間があってもいいのではないだろうか。ちょうど、それは下を見ずに周りをキョロキョロしながら注意不足で時にはつまずきながら進むのに似ている。危なっかしいし、非効率的だ。

しかしながら、それをすることで意外なものを発見したり、はるか遠くの前方の光みたいなものが見えたりしないだろうか。その光を見て確認したあとで、下の方を注意深く見ながら進んでもいいような気がするのだ。

この一見、無駄な時間こそ社会に出る前の年代にしかできない部分が多い。それを悠々とやってみるのだ。なので、別に大学とかにこだわらなくてもいい。変に資格だけを狙っていくような大学に行くくらいなら、この考え方にそぐわない。事実、自分の頭の出来を考えずに難関資格を目指し、そのためだけに功利的に大学に行って、結局悠々とした人格形成もできずに、肝心の試験にも受からずに、ろくでもないオヤジになった人間を私は知っている。なので、一年くらい、目的定めずに語学研修的に海外に遊学にいってもいい。ともかく、精神的にもブラリブラリしてみる。この時期を無駄に過ごしたからといって、そのくらは後で取り戻せる。若いうちには、効率的に自分を守っていくというのも選択肢だが、思いっきり無駄な時間を過ごす、そういう時があってもいいのではないだろうか。

ところで、写真用品である。こういう無駄も良しという観点から考えると、山田屋写真用品のアマビエバッグチャームはある意味、余裕のある嗜好品だ。何をいれるのか、メディアなどいろいろと考えられるが、特にこれといった指定があるわけではない。ただし、本体自体は本格的な革製であり職人が仕上げている。ものはいい。ただ、すぐに何かを使うために購入対象にする製品ではない。なんとなく、サイズ的に余裕がある、ちょっとしたお洒落を楽しむためのものかもしれない。

まさに、山田屋写真用品のアマビエバッグチャームは純粋なお洒落感を楽しむ品、なのだ。

しかし、、本当にそうだよなぁ。なにか、余裕というかタルミは必要なのだ。そういうことを感じさせる商材は、非常に重要だと思う。だから、こういう雑文の存在意義もある、と自分で勝手に感じている。
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カニフィルターのフォトコンは無意識に活用した心理学的手法もあり高評価だ

 本欄でもたびたび登場してもらっている角形フィルターのKANIだが、そのフォトコンが注目を集め始めている。

今年は4回目となる同フォトコンだが、出展作品数など含めて後援メーカーの賞品や顔ぶれも充実しかにシネマディフュージョン.jpgつつある。だが、何故、このKANIフィルターを販売するロカユニバーサルデザインのフォトコンが目立っているのかどうかだ。

やり方を見ていると、情報の非対称性というものをうまく活用しているなぁと思う。もっとも、あらゆるある程度までの戦のやり方を歴史的に見ても、とどのつまりは、この情報の非対称性というものをうまく活用しているかどうかだろう。

一方は発信者側として、全ての情報を持っている。だが、その手の内は見せない。情報を小出しにしながら、相手方の気分をコントロールするのである。これは、対ヒトとヒトの関係で言うと逆要することもできる。積極的に、その情報の非対称性を崩して、こちらの側の手の内を敢えてさらけ出す。そのうえで、どうだと相手の懐に飛び込むのである。関ヶ原の際の山内一豊が、このやり方で徳川家康の気持ちをつかみ、さしたる手柄もないのに土佐の国主に任命された。使える概念なのである。

で、今回のカニフィルターのフォトコンのやり方は、実にその理にかなっている。応募者にとって、自分の出展作品がランクされるのかをかなりの期待値をもって待っている。そこのあたりの受賞作品決定に至るまでの流れを、逐次、ロカユニバーサルデザインのSNSで、ライブに近い方で発信する。さらに、決定に至るまでも手間がかかったようで、さらに数時間後まで引っ張った。これは、応募者からみると、ワクワクドキドキものだろう。それと同時に、意識するせざるにかかわらずにロカユニバーサルデザインという会社の誠実な姿勢もインプットされる。で、受賞者をアイウエオ順に紹介していくあたりである。なにか、受験番号を少しずつ見ていく受験生の心境だ。まさに期待と不安なのである。で、その中で自分の名前が呼ばれる。感激もひとしおということだ。

このように、心理的な戦略の基本中の基本である情報の非対称性概念の活用という方法で、さらに注目を集めて高評価を得たカニフィルターのフォトコンである。これは、今回も期待できそうだ。

まさに、カニフィルターのフォトコンは無意識にも心理学をベースにした手法で高評価、なのだ。

そう、無意識にもなのである。実は、この後、ロカユニバーサルデザインの社長に話を聞いたところ、困ったように笑いながら否定した。「それが、全然そんなことないんですよ。本当に、準備が間に合わなかったんですよ。行きあたりバッタリのやり方なんで。。すいません。これに懲りずに今後ともフォトコンをよろしくお願いします」とのことであった。
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