遂に一般販売を開始したマルミのパンチシリーズは市場にもパンチを与えそうだ

 言葉というのは大事だが、意外になおざりにされているのが現状だ。だいたい、用品メーカーの作る商品などは、型番をそのまま使っているものが多い。これでは、良い商品でも何やらイメージがはっきりしないし、そもそもインパクトがないと思うのだが、どうだろうか。

この言葉について、かなり苦労したと思うのが、福澤諭吉先生だろう。英語から日本語に改めるとき0W9A1127文字入り-2-scaled.jpgに、ひねり出すのに相当に苦労したはずだ。異説はあるが、スピーチに演説という言葉をあてたのは、相当に苦労したことだろう。頭が下がる。また、その由来は複数の説が常に存在するが、地名についてはまさに、そうだろう。だいたい、そこを治めていた領主の氏から取ったものも多いが。なかには、洒落たものがある。東久留米市などは、近くの川の名前からとも言われているが、実は、九州の久留米を統治していた大名が最近交代の折に、この地の付近を通りかかり、自分の国元に似た風景だと名付けたという説もあるのだ。また、各地にある長者町というのは、文字通り長者と言われた金持ちが支配していたからだと言われているが。それぞれの地のその長者というのは謎の存在であることが多く、〇〇長者というのは今でいうところの黒幕的な存在の者が多かったようだ。なにやら、ミステリーを感じる。また、千葉にある蘇我という地名は、あの蘇我氏の姫の伝説に由来するらしい。悲劇的な逸話があるのだ。そういった話もあるのだ。

ところで、このネーミングが大事だという点では、マルミ光機から夏色パンチ、アルプスパンチ、という独特なフィルターが発売された。これは、本欄でも触れたように、写真家の鈴木さや香さんとマルミがコラボして開発したユニークな製品だ。カメラが高性能になる中で、単にきれいなだけではなく、敢えて独自の色合いの仕上がりを得られるようにしようとしている。その商品の性質からか、やはりワークショップと一体化したほうが浸透しやすいようで、鈴木さんもだいぶ活躍して広めてきた。それがついに一般販売されたのである。この魅力を前面に出すことで、このくっきりしたネーミングが独自の存在感を出しそうである。期待したい。

まさに、マルミ光機のパンチシリーズは言葉の世界からの独自色も映える製品、なのだ。

しかし、本当に言葉は大事だよなぁ。。今や、一脚には補助の脚が付いているのも多いが、実は、その呼び名も正式に統一されていないのだ。マルチファンクション一脚とか、脚付き一脚とか。。訳が分からないかもしれない。そのあたり、団体が統一すべきではないだろうか。。
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