CP+2023は固定概念を斬り落とすような印象であったのだ

 CP+が始まり、終わった。今回は久しぶりのリアル開催というやつだが、なかなか衝撃的な感覚を覚えた会ではあった。

これまでの既存の価値観をひっくり返されたという感じであったのだ。そのひとつが、ケンコー・トCP①浅沼の額.jpgキナーやエツミのブースである。三脚というのはカメラを載せるものではないか、、という思いが壊された。特にスリックのcamper製品はテーブル付三脚ということだが。商品名通りに、キャンプで使える優れモノだ。もちろん、カメラを載せてもいいのだが。撮影に行きながら、キャンプ用品としても使える。これは、エツミのブースでも同様の展示がされていた。さらに言えば、SIRUIのブースではLED製品が展示されていたし、ゴドックスにはマイクがあった。また、地味ながら浅沼商会のブースでは多面のフレームの新製品(写真)が展示されており、業界紙記者的には渋くていい感じを受けた。

ここで、改めて思ったのだが。既存の価値観でとらわれていては駄目だということだ。いや、駄目ではないが、かなり損をしているということである。

また歴史の話で恐縮だが。剣術と剣道は違う。本来は、相手を殺傷するための技術である剣術なのだから、練習で竹刀で打ちあったりは本来はあり得ないのだ。そんなことを剣でやったら、欠けてしまうし火花は散るし大変だ。相手の刀を見極めて避けながら、自分は踏み込んで斬っていく。斬り落としという動きが重要なのだ。時代劇などで見る、カンカン、剣を打ち合うのではない。実際の斬り合いは腕が立つものほど、人の身体を斬る音がするだけということになる。凄まじいものだ。

相手に勝つ技術なのだから、必要がない際は刀は使わない。当時でもかなり合理的な人物であったと思う新撰組の土方歳三は、途中から洋装にして「もう刀の時代じゃねぇな」と呟いて、西洋式の指揮方法で火力を活用した。もっとも、このパイオニアは宮本武蔵で、彼は書き残している。二刀流は何故いいか。一本で遣うより、二本をもって遣ったほうが理にかなっている、と。もちろん、日本刀のようなものをものを、片手で自由自在に使いこなせる人間など、彼のような天分や体力に恵まれてないと無理だろう。が、あくまで勝つための方法を追求していきついた結論なのだ。

まさに、今回のCP+は既存の価値観を叩き斬るようなショーだった、のだ。

しかし、なかなかいろいろと発見があった会だったよなぁ。。ちなみに、事前にプレス登録しようとしたところ、媒体のURLを記載しないと前に進めなかったのだ。そう、それがない。と、そこで試しに、当ブログのURLを入れてみたところ、これが通ったのである。やはり、駄文でも続けるものだ、と改めて思った次第であった。
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