KPIのオーバーヴァースは王道の迫力のカメラバッグなのだ。

 何の仕事をしてるのか。よくわからないが金に余裕がありそうな人は多い。もっとも、からくりを聞くと、何だか地味な作業をしていたと、あっけにとられることもある。

01_s.png白州次郎と言えば、いつもスマートでカッコいい。戦時中でも戦後も生活全般に困窮したような雰囲気は全くなく。奥さんの正子は、青山次郎の教えを受けて美術道楽をしていた。特に大会社を経営してたわけでも、政治家になったわけでもないのに不思議だ。と、考えて関係の本を読みまくったら判明した。

彼はケンブリッジ大学出身だが。そのときから、人間関係を構築。その人脈を活用して、日本や英国企業のコンサルタントのようなことをしていたのだが。報酬は全てロンドンでポンドにしてキープし、その利子を円で懐に入るようにしていた。今でこそ外貨預金や外国為替への投資で珍しくもないやり方だが。戦時中で、国際取引が狭められた、この時代に堂々とやってのけてたのだから驚く。鬼畜米英と庶民が言ってた時代だ。

ちなみに彼は自身に赤紙が来た際も、軍の知り合いに言って撤回させている。

ある意味、時代の流れを考えずにブリンシパルとやらの自己ルールで考えたということだが。なんか、一般人が飢えを我慢し、赤紙で泣く泣く戦場に行ったと思うと、なんか納得できない。お金に働いてもらうというやり方もなぁ。。まぁ、いいか。なんせ、当時から。その一般庶民からも人気があったのだから。

ところで写真用品である。ケンコープロフェショナルイメージング(KPI)が意外に高級バッグを扱っている。ドイツ製のオーバーヴァースだが。新ラインも加わり一部の専門店ルートでも根強い。照明機材のイメージが強いKPIには意外な商材だが。売れてる理由はあっけない。要は柔らかな牛革を使いエレガントな王道のカメラバッグだからだ。

まさに、KPIのオーバーヴァースは王道の迫力で売れるカメラバッグなのだ。

しかし、本当にそうだよなぁ。やはり摩訶不思議なことでもからくりはあるもんだ。なんかスマートな秀才も実はただの勉強家だったりするしなぁ。というか、そう考えないと納得できんが。




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