ケンコートキナーの新ストロボは新たな光を輝かすのだ

 CPプラスが来週の2月28日から開催される。断言できるが、あそこに行く一般の人々はカメラを見に来るのである。新製品ラッシュの今年は特にそうか。まぁ、あとは暇潰しなりで。単にイベントのひとつとして興味本位だろう。

ab600-r_cpplus.jpgただし、人が多く来ることは確かだ。当然ながら出展企業に注目が集まる。写真用品メーカーも当然ながら、ここぞとばかりに、意欲的な新製品を展示するとともに見せ方に配慮している。まず、ベルボンのブースでは、UTシリーズの新ラインが一堂に展示される。特に一般のお客様は、樹脂製の手頃な価格のUT-3ARあたりに目がいくかもしれない。もっとも、それには人をブースに呼ぶことが前提だが。そこは、さすがに広報のマタサンだ。今回は店頭実演販売のプロを招いて、集客に努める。いつぞやのボディービルダーといい、マタサンの目のつけどころは違う。

だが、今回はもっとも見たいブースは、ケンコートキナーである。ともかく、注目したい新製品が多いのだ。レンズ関係や光害カットフィルターもあるが。やはり、ケンコーのブランド名をつけた次世代ストロボだろう。メッツではない。ケンコートキナ―が堂々と本格派のグリップオンに参入する第一弾「A1フラッシュ AB600-R」である。同社のサイトによると、自動でバウンス角度を計算し決定してくれる次世代ストロボ」と書いてある。要は過日にキヤノンのブースで展示され話題を集めたタイプの品か。であれば、かなり売れそうだ。さらに、新型の高機能のカラーメーターもある。ケンコートキナーは、やってくれたなという感じだ。

ほか、各社の見所は多いし。さまざまなイベントも行われる。来週のCPプラスは行ってみて損はないはずだ。

しかし、ケンコートキナーの新ストロボは新たな光を輝かす、のだ。

本当に、そうだよな。是非、パシフィコ横浜に足を運んだらどうだろうか。あの告知ポスターの評判は悪いが。。
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LEOフォトのMT-02はユーザーの期待をガッチリ支えるミニ三脚だ

 確か、生きてるだけで丸儲け、という歌詞の唄があった気がする。

なぜ、こんなことを書いたかというと。こういう心根でも持ってないと、変化する、この時代はやってられないと思うからだ。明治初期は、国際的に野蛮国とのレッテルを貼られた日本が米国に次ぐ第二位の経済大国になった。が、いつの間にか眠れる獅子から目覚めた中国に抜かれた。SNSが発達し、サイト運営など、ある意味、立体的には見えないものを手掛ける企業が一夜にして富を稼ぎ出すようになった。

mt-02mtb-19_01.jpgカメラも進化が進み、素人でも仕上がり画質に関してはプロと遜色のないものが撮影できるようになった。カメラマンのあり方も変化し、ゴリゴリの本格派がいる一方で、週末だけ副業的に稼働する人々も目立つようになった。学校は通うものだと思っていたら、今や通信制やバーチャルの高校が人気でもある。

年金もらえれば安泰だ、となっていたが。その支給開始年齢は下がりにさがり、いずれ70歳になりそうだ。

そんな時代だからこそ、せめて、生きてるだけで丸儲け、とでも考えて変化を笑えるような姿勢が必要なわけだ。だが、そんな時代は本当に確固たるものはないのだろうか。いや、あるのだ。どんな時でも強いのは目に見える技術なのである。いくら変わろうが。高い技術に裏打ちされた製品は支持されるのだ。例えば、本欄でも良く取り上げるKANIフィルターなど、そうだろう。いくら市場が激化しようが、一定の実績を保つ。

さらに言えば、ワイドトレードが国内販売するLeoフォトブランドの品々だ。中国製品は質がいまひとつ、などというのは今や昔。日本の技術を学んだ彼らは、本家も驚く商材を開発。しかも、今や真似から独自色を出している。そのなかでも、注目すべきはMT-02というミニ三脚は、全開脚時の耐荷重が15kgである。もはや、ミニ三脚のレベルではない。こんなものを開発するLeoフォトに言いたい。もはや、戦後ではない。もはや、三脚の後発メーカーではない、と。

LEOフォトのMT-02は激動の三脚市場の中で期待の重さをガッチリと支えるのだ。

しかし、本当にそうだよなぁ。時代は変わるし人も変わる。もはや、執着しないでともかく前進すべきだろう。


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ベルボン販売のレインカバーAC-016Mはシンプルさが素敵なのだ

 灯油ストーブに灯油を入れるポンプは、全国的に売れているようだ。さらに、そのポンプは電動とかのではなく、シンプルな手動のが調子いいようだ。

このことからわかるのは、最終的には人は単純なものを好むということだ。まず、石油ストーブというのは無条件に暖かい。その一方で、電気やガスを使う場合と違い、灯油を購入するので、費用が目に見える。だいたい、石油ストーブは賃貸の集合住宅では禁じられているので、戸建てか高齢者が多い公団の一部だろう。年齢層が高いとシンプルなものを好む傾向にある。おまけに、最近の石油ストーブは、かなり安全性に配慮している。灯油だって、多少の配達料で自宅まで運んでもらえる。暖かく、現金主義でコストは明確。使いやすい、とくれば、確実に一定の層にはうける。シンプルさが強い。

AC-016M_底面1.jpgこのシンプルさというのは、幅広い層にうける人物の共通点でもある。徳川家康の家来の四天王の一人に本多忠勝、というのがいた。のがいた、と書くまでもなく歴史上の著名な人物だが。名前の、ただ勝つ、の通りに、戦の際は指揮官としても兵隊としても超人的な能力を発揮した。野性的な勘があり、自分の死期も察知して、その通りに死んだ。死ぬ間際には、まだ死にたくない、と息子に語った。理由は、家康をまだまだ守りたいからだ、と述べたという。生前から、そのシンプルかつ真っ直ぐな姿勢は敵からも愛されていた。豊臣秀吉などなんとか自分の家臣にしたいと手を変え品を変え誘ったが。ハッキリ断られている。同じ一族ながら、複雑な本多正信とは対称的である。もっとも、忠勝自身もそんな同族の人間が嫌いだったようで。本人を前に、腰抜け、呼ばわりをして罵っている。

これは、幕末の有名な人斬りの一人だった中村半次郎こと桐野利明も同様で。西郷隆盛を慕う心一心だった。その西郷隆盛もやはり、分かりやすいシンプルな志向で、複雑な大久保利通に人気で差をつけた。ともかく、シンプルさは重要なのだ。

ところで写真用品である。ベルボンから今月に発売されるレインカバーのAC-016Mは、カメラの上から被せるだけの極めてシンプルな製品だ。カバーの底面は大きく開いているため、カメラの背面の液晶部にも簡単にアクセスできる。

まさに、ベルボン販売のレインカバーのAC-016Mはシンプルさが魅力なのだ。

しかし、本当にそうだよな。シンプルがいい。酒も良い日本酒が良いのだ。スパークリング日本酒など邪道だ。とりあえず、7月のKANIフィルター作例写真展で、試飲できるという銘酒KANIに期待したい[exclamation]

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KANIは市場で自由に咲くフィルターなのだ

 言ってはいけない、という意外に売れた本がある。意外と書いたのは、内容が非常に耳の痛い話だからだ。努力は限界があるとか、人が薄々感じていたが目を背てきたことを、これでもかという論調で示している。怖いもの見たさか。

31W4B8Lhp2L._AC_SY400_.jpgその本の続編が出たから驚いた。もっと言ってはいけない、というタイトルだ。なにをかいわんや、の笑ってしままう内容だが。そのうち、特に目をひいたのは、置かれた場所で咲きなさい、という妙に流行った箴言を論破している一節だ。まぁ、その内容はともかくとして。この志向というか考え方は痛快だ。

一所懸命という言い方もあるが。ある一定の環境で行動を継続することが美徳だと言われるが、果たしてそうだろうか。いや、職場云々とかだけの話ではない。流通環境含めマーケティング全体への取り組み方が、ひととおりではなく、もはや自由に縛られずに動く時代ではないか。もちろん、既存の手法は存在する。それはそれでいい。だが、全く違う行き方も市民権を得ているということだ。

ここで、本欄でしつこく登場させるのが角形のKANIフィルターである。新製品を活発に提案し、今年は写真展も渋谷で開催する。繰り返しになるかもしれないが、ここは販売などビジネスのベースを販売店流通に依存していない。SNSを駆使し販売サイトを活用し実績を作る。置かれた場所ではなく咲きたい場所で咲いているのだ。古くから存在する写真業界だが、別の行き方を示しているのだ。

まさに、KANIは市場で自由に咲くフィルター、なのだ。

ちなみに、職場云々で言えば、本欄でも取り上げている山田台紙店もサンアイも社長は脱サラし、自分で主導する行き方を選び発足した。咲きたい場所で咲いたということか。



                  
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